[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「警部さん、向こうで雷様がなってますよ」
耕助は事務所の窓から遠くの空を眺めている。
「耕助は、雷が嫌い?」
「好きとは言えませんね、戦争の時の大砲や爆撃の音に似ていますから」
耕助の瞳は眺めている灰色の空の様に曇った。
「すまなかった、余計な事を思い出させてしまったな」
等々力警部は後ろから耕助を抱き締める。
「んっ、くすぐったい」
等々力警部の唇が耕助の耳に触れた。
彼方では稲光が走って、その後から轟音が鳴り響いた。
「ひゃっ」
耕助が身を縮めて目をつむる。ははは、と等々力警部が笑って耕助の頭を撫でてやる。
「可愛いな、耕助は」
「警部さんは怖くないんですか?」
「私は平気ですよ」
等々力警部は耕助を胸に抱き寄せると接吻する。
「ぁんっ、あれ、甘い…?」
舌づたいにころんと耕助の口の中に丸いものが転がった。
「飴ですよ」
等々力警部が優しく微笑む。
サァァッ………。
厚い雲から大量の雨が降りだした。
「警部さん、もしかしてこれを狙ってました?」
「さて、何のことやら」
等々力警部は少し恥ずかしそうに頬を染めて笑った。
「でも、美味しいですね」
耕助は袖から出ている指先で唇に触れる。頬がほんのり赤く染まって可愛らしく笑った。等々力警部は耕助にまた接吻する。
「んっ」
「耕助…」
舌と舌で飴玉を転がしながら接吻を交わす。
この長雨の様に、長く、長く…。
甘ぁい(´∀`)甘すぐる。警部さんいやらしいしね(笑)
昨日バイト中、丁度雷と雨が降ってきたからネタにしてしまいたすた。
いつもながらぐだぐだな小説ですいません(´`;)
金田一耕助はすっかり疲れ切っていた。
今は夏の真っ盛りなのである。何処か避暑地に行こうとも思ったが其の気力も無い。
でももう一つ理由がある。それは又何処かしら行くと事件に巻き込まれるということである。金田一耕助とて好きで事件にばっかりに首を突っ込んでいるわけではない。
今日は薄物の着物を兵児帯でゆったりと絞めているという格好であるが、男前は一向に上がらない。窓際の安楽椅子にすっぽりと体を埋めてゆらゆら揺れながら眠そうに目をしょぼしょぼさせて物思いに耽っている。
(詰まらないなあ、もうお昼だけど寝ようかなあ・・・、ああ、でもこの暑さでは寝れないか・・・)
最近不眠症なのかこの暑さなのかで全然眠れない毎日を送っていたためひどく眠い。扇風機は付いているが部屋の中の生温い空気を掻き回すだけで意味が無い。遠くの方では蜩が五月蠅く鳴いている。全く気が遠くなりそうだ。
(等々力警部でも遊びに来ないかなあ・・・)
またそんな事ばっかり気にして放心状態にさえ陥っている。最近等々力警部は忙しいのかまったく遊びに来なくなってしまったのだ。耕助の頭の中は色々な事で巡り巡っていて余計に体温も上がる一方だ。つまり一言で言ってしまうととんと淋しくてしょうがないのだ。
「等々力警部の馬鹿ぁ、淋しいじゃないですかぁ・・・」
目の前のテーブルにずべーっとだらしなく寄り掛かると貧乏揺すりして気を紛らわそうとする。
すると耕助の思いが通じたのかトントンと扉を叩く音がした。
「どうぞお~・・・」
耕助がやる気無く返事をするとなんと入って来たのは等々力警部である。
「先生、どうしたんですか?そんな風にして」
少し日に焼けた顔をにこにこと微笑みながら入って来て椅子に腰かけた。まだ若々しい顔立ちで髪をオールバックにして一層男前である。
耕助は何となく恥ずかしくて腕で顔を埋めて感情を隠した。等々力警部は耕助の雀の巣の様なぼさぼさ頭を撫でている。
「変な先生、どうしたんですか?具合でも悪いんですか?」
等々力警部がそっと顔を近づけて囁く。耕助は恥ずかしくて顔を埋めたまま左右に首を振る。
「な、な、なんでも、あ、あ、ありません!・・・」
耕助は自分の語尾が強くなっているのに気付いてまたかあっと顔を赤くする。等々力警部は少し驚いたのか目を見開いたが、また温かい眼差しで耕助を見つめる。そっと近づけた顔を耳元に置くと微かな声で名前を呼ぶ。
「耕助・・・」
耕助は恥ずかしくて一向に顔が上げられない。
此の夏、ずっと待っていたのだ。等々力警部が来る日を、いつまでもいつまでも・・・。
(馬鹿・・・、等々力警部の馬鹿ぁ・・・)
嬉しい気持ちが一気に込み上げて来たのか薄っすらと目の端に涙を溜めていた。
「耕助、意地悪しないで顔を見せて・・・、そのために来たんですから」
等々力警部が耕助の頭を撫でていると思い立った様に耕助が頭を上げた。ごちん!鈍い音が狭い部屋に鮮明に響く。何か言いかけた口がぽかんと開いている。
「いっつ、痛ったあ!」
等々力警部が後ろにたじろぐ。耕助がいきなり顔を上げたために等々力警部の顎に耕助の頭が当たったのである。
耕助は吃驚して椅子から立ち上がると等々力警部に慌てて寄り添う。
「あ、あっ、すっ、すみません!ご、ご、ごめんなさい!だ、大丈夫ですか!?
ああっ、僕のせいだ、等々力警部さん、大丈夫ですか!」
耕助は取り乱しながら台所に走って冷やした手拭いを持って来て等々力警部の顎に当てた。等々力警部は痛そうに顔を顰めながら
「こ、耕助、大丈夫ですから、そんなに心配しなくても・・・」
等々力警部が言いかけると耕助がそっと唇を重ねる。
耕助は泣いていた。
等々力警部の膝に軽い小柄な体を乗せてぽたぽたと涙を零している。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
まるで叱られた子供である。等々力警部の警官服は耕助の涙でぐしょぐしょに濡れてしまった。呆気に取られた等々力警部は耕助を宥めながら
「耕助、大丈夫だからそんなに泣かないで」
と、優しく声を掛けて抱きしめた。引つ切り無しに泣いている耕助は伏し目がちに等々力警部を見るとかあっと耳まで真っ赤にしてぼそぼそ何か言っている。
「何、耕助?もっとはっきり言って」
等々力警部に促されていつものどもり調子で
「あっ、あっ、あの、あの、その・・・・・・」
また暫らく俯いて着物の裾を弄ってもじもじしていると
「あの、と、等々力警部さん、僕・・・」
耕助はやっぱり何も言えずまたすんすん泣き始めた。等々力警部は困惑して耕助の体を支えながら
「それで?なんです?僕がどうしたんです?」
と、問いかけても耕助は等々力警部の胸に抱かれて泣いている。
「淋しかったですか?私が来なくて・・・」
耕助は答えなかった。等々力警部は続けて、
「耕助の事なら私が一番知っています。私の方がごめんなさいですよ。だからもう泣かないで」
耕助もやっとぐしゅぐしゅした顔を袖で拭くとそっと等々力警部の膝の上で落ち着いた。ふさっとした睫毛は乾いて微かに綻びの色を見せていた。等々力警部は耕助の体を包む様に後ろから抱き締めると項に唇を当てて黙っていた。耕助はやっとこの時に幸せそうな顔をして等々力警部の香りを楽しんだ。男物の香水の香りが微かに香る。
長い沈黙・・・。けれど二人にとって言葉を交わさなくともお互い何を思っているのか分るのである。
「耕助」
「うん」
「耕助」
「うん」
甘い囁き、等々力警部に名前を呼ばれるのが一番好き。耕助は等々力警部の手を握り締めて口元に運ぶ。ちゅつちゅっと手の甲を吸って遊んでいる。
「僕ね、等々力警部さんの手、好き。大きくって僕をいつも抱きしめてくれるから」
赤ん坊の様な、くすぐったい気持が等々力警部の体に伝わる。こんなにも立派な大人なのに、何故か耕助はまだ子供に見える。
孤独を隠したくて、見られたくなくて・・・。
等々力警部はそれをちゃあんと分かっている。
等々力警部は耕助の体に手をやると微笑んで
「耕助、今夜はご飯でも食べに行こうか?その後はゆっくり話でもしましょう」
耕助は気持ち良さそうに胸の中で微睡ながら頬を林檎の様に染めて
「はい、勿論です。警部さんとなら何処にでも行きます」
遠くで鳴いていた蜩も殆んど聞こえなくなり日も沈み始めていた。
むしむししていた部屋の中も夕暮れ時の清涼で涼しくなっていた。
ホテルに着いて車を降りると一部屋借りてベットの上に腰を下ろした。流石にホテルの中はクーラーが聞いていて涼しい。
耕助はベットにうつ伏せに寝転がるとふうと一息つく。隣に腰かけている等々力警部の方を向いて笑い掛けると
耕助は恥ずかしそうに風呂のドアに隠れて等々力警部を見つめている。伏し目がちに赤くなる顔は可愛らしい。服を脱ぎ終えた等々力警部は腰にタオルを巻いて、まだ浴衣姿の耕助を捕まえた。帯を強引に解くと浴衣を引き剥がした。
耕助は等々力警部に湯船の中で頭も体も洗ってもらい、耕助も同じことをした。泡だらけになった二人は抱き合いながら転寝していた。お互いの体温とお湯の温かさでつい眠くなってしまった。重たい瞼を持ち上げた耕助はおねだり顔をして等々力警部の体を撫で回した。
「ねえ、警部さん、警部さんは僕の事、嫌い?こんな大人なのにこういう事言う僕が嫌い?・・・ねえ、警部さん・・・」
自分の胸まで苦しくなる。
其の姿を見て等々力警部は赤くなって耕助の体を寄せると乳輪を吸い始めた。舌がねっとりとして厭らしい。ぷっくりと盛り上がった乳輪は綻んで花の蕾の様だ。不意を突かれた耕助は甘い声を出して身を引っこめる。
風呂から上がるとベットの上でまた戯れる。耕助は下手になって等々力警部と抱き合いなが笑いさざめく。髪が濡れているのも気にせず、キスしたり体を舐めたり・・・。握った手と手が暖かくて。
「警部さん、僕ね、今年の夏は何処にも行かないことにしたんですよ。警部さんと会えないのが嫌なんです」
「僕たち、溶け合ってるみたいだね・・・」
耕助の体からゆっくりと陰茎を抜くと、耕助の疲れた、眠そうな瞳が等々力警部の顔を見つめる。眠い証拠だ。子猫の様に蹲る体をそっと包んで抱きしめて眠るとそのままホテルで過ごした。
長々しくてすいません;そしてエロくてごめんなさい!
かなりロリロリな耕ちゃんです。うちの耕ちゃまはロリで泣き虫でえっちいです。(爆)
警部さんは・・・。兎に角エロいですね。open the エロテロリスト(意味不明)
所詮十代の書く小説はロリでえっちいですよー!!!!!!!(涙)
本当にすいませんでした!!!そこまで反省してません(土下座)
心も体も委ねた等々力大志警部と、以前事件に捲き込まれたのを救ったナイトクラブk・k・kの用心棒多門修と板挟みにされているからだ。
多門修に迫られたのはつい最近のことである。
ナイトクラブk・k・kに遊びに行ったときに、二人で交わした会話が今でも鮮明に耕助の耳に残っている。
「先生、愛してます」
「えっ」
修ちゃんのいきなりの告白。
酩酊しているのかと耕助はその際は相手にしなかった。
でも…。
「先生…」
「あ」
薄い紅色のふっくらとした唇が耕助の精気の無い唇に重なる。
「先生、好きなんです」
耕助の唇は修の唇の温かさに段々と熱を帯びてくる。
「あっ、あっ」
耕助は金魚の様に口をパクパクさせて狼狽える。あんまりにも突然な事でいつもポーカーフェイスな耕助も動揺を隠せない。
「修ちゃん、なんてこと…」
「ねぇ、先生、俺じゃ駄目かな?俺先生の事こんなに好きなのに。先生は俺のモノになってくれないの?」
耕助は修に腰を抱かて、肩に頭が寄りかかる。
「う、ん」
耕助は気まずそうにグラスを回す。
「先生は…」
修は思い返したように頬杖を付いてブランデーで口を潤すと
「先生は…、等々力警部さんのモノなんでしょう」
と寂しそうに笑って、修はグラスの中の氷塊に視線を落とした。
耕助はそんな修の横顔を見詰めていたが、修の肩に頭を預けながら
「確かに、もう修ちゃんのモノにはなれない。俺は警部さんのモノになっちゃったし、バージンじゃない。でもね…」
耕助は照れ臭そうにはにかんで、
「修ちゃんの事、好きだよ」
そう、一言言って照れ臭そうにもじゃもじゃ頭を掻き回す。
「柄にもない事いっちまったね」
と舌を出して悪戯っぽく笑った。修はまた寂しそうに微笑んで耕助に寄り添う。
「先生、一つ御願いがあるんです」
「なぁに?」
修は少し頬を赤らめて
「俺が先生と二人きりの時は…俺だけ見て欲しいんです。せめて先生を愛せないなら、こういう時位先生の情人は忘れて…ねぇ、駄目、先生?」
耕助は呆れた様に微笑んで
「そうだね、良いよ。警部さんにはちょっと申し訳ないけどね。俺も随分と人に好かれるもんだなぁ…浮気なんか考えた事もなかったのに」
耕助はまたはにかんで
「修ちゃん、君の気持ちは分かったよ。たまにはこうやって遊びに来るから、ね。でも修ちゃんは俺からしたら未だ子供なんだから…あんまり俺達みたいな邪な恋に踏み込まない方が良いよ」耕助はにっこり微笑んで修の額を小突く。
修はぷぅと頬を膨らませて優しく耕助を睨んだ。
「酷いよ、俺はもう子供じゃないです。先生に心配される程……」
………。
「分かってる。修ちゃんは立派な大人だよ」
耕助は修の頭を撫でると、また修の肩に頭を預けて微笑んだ。(全く、先生は狡いんだから…)
耕助の接吻に誤魔化された修は少し幸せそうにただ微笑み返した。
終わり
甘ーい!!!甘甘過ぎてやべぇ(´д`)耕ちゃん修ちゃんに甘甘。修ちゃんは積極的だからアタックしまくりんぐ(`・ω・´)
甘過ぎな小説ですいません(´`;)