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黒き衣を纏い眠る吾 棺に横たわり黒で閉ざす 誰も腕を差し伸べて呉れぬなら
どうか此の孤独を、静寂を醒まさないで・・・
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「警部さん、向こうで雷様がなってますよ」
耕助は事務所の窓から遠くの空を眺めている。
「耕助は、雷が嫌い?」
「好きとは言えませんね、戦争の時の大砲や爆撃の音に似ていますから」
耕助の瞳は眺めている灰色の空の様に曇った。
「すまなかった、余計な事を思い出させてしまったな」
等々力警部は後ろから耕助を抱き締める。
「んっ、くすぐったい」
等々力警部の唇が耕助の耳に触れた。
彼方では稲光が走って、その後から轟音が鳴り響いた。
「ひゃっ」
耕助が身を縮めて目をつむる。ははは、と等々力警部が笑って耕助の頭を撫でてやる。
「可愛いな、耕助は」
「警部さんは怖くないんですか?」
「私は平気ですよ」
等々力警部は耕助を胸に抱き寄せると接吻する。
「ぁんっ、あれ、甘い…?」
舌づたいにころんと耕助の口の中に丸いものが転がった。
「飴ですよ」
等々力警部が優しく微笑む。
サァァッ………。
厚い雲から大量の雨が降りだした。
「警部さん、もしかしてこれを狙ってました?」
「さて、何のことやら」
等々力警部は少し恥ずかしそうに頬を染めて笑った。
「でも、美味しいですね」
耕助は袖から出ている指先で唇に触れる。頬がほんのり赤く染まって可愛らしく笑った。等々力警部は耕助にまた接吻する。
「んっ」
「耕助…」
舌と舌で飴玉を転がしながら接吻を交わす。
この長雨の様に、長く、長く…。
甘ぁい(´∀`)甘すぐる。警部さんいやらしいしね(笑)
昨日バイト中、丁度雷と雨が降ってきたからネタにしてしまいたすた。
いつもながらぐだぐだな小説ですいません(´`;)
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